Hirotoによる音源紹介 3
- Hiroto
- 2020年3月31日
- 読了時間: 4分
コロナウイルスで予定狂いまくりのHirotoです。
最近のニュースの報道を見ていると身近なところまで迫ってきているとひしひし感じます。マスクも使ったら捨てるのではなく押し洗いで1週間ぐらい使うようにして節約しないと夏を越せそうにありません。一生のうちに疫病によって世界経済が滞るような事態を経験するとは思いもしませんでしたが、皆さん自己防衛って大切だと思いますよ。
まぁ、それも大事なんですが本題の音源紹介と行きますか。
今回紹介するのは、コレ!!!
Junkie XL Brass
このタイトルをみて気づく人もいるかもしれませんが、Junkie XLって結構有名な方ですよね。多分知らない人が多いかもですけど、最近だとターミネーターとか実写版ソニックで使われてる曲を作った人ですね。彼の監修のもと生まれたのがこの音源でお値段なんと749€。日本円で約9万円もする音源の中でもかなりの高級な部類。(笑)
事前にマークしていたので、僕の場合はプレオーダー価格の499€にて購入でしたがそれでも諭吉6人持ってかれました泣。
そんなお高い音源使わずには勿体ないので早速ダウンロード!!
Kontakt音源ではなく独自開発のSINE Playerとかいうエンジンで動くそう。何それ?サイン?コサイン?タンジェント?笑笑

一応スタンドアロンで動きます。
このエンジンのいいところは、マイクポジションごとで音をダウンロードできるという点。どういうことかというと、例えばKontakt音源なら一つの音源ライブラリに様々な音やループ、エフェクトが収録されていてまとめて全部インストールすることになっているので、容量が足りないとエラーが出てインストール出来なくなってしまう。しかしSINEだとマイクポジごとで選べるので取捨選択ができる。HDDの容量が足りないときはこれはありがたい。僕もHDDの容量があまり無かったので必要なものだけ落として後は4TのHDDを買うまでおあずけ。
ダウンロードも無事済ませ早く動かしたい衝動に駆られCubaseで動かそうと思ったが、、、。
このSINE Player、かなりの曲者だった。
まずCubase立ち上げてプラグインとしてSINEを呼び出すことに、
すると、、、

いや、ちみデカいな笑。
画面に収まりきれてないしなぜかウィンドウを上に引っ張れない仕様に。
なので右下のMainとかRRのところをいじりたいのに操作ができないぞ。
4Kディスプレイじゃないと正しく表示されないとかそういう感じかな?これもうワケワカメ。
とりあえず、音は出せるので一安心。
高いだけあってかなりいい音が出ます。Hollywood Brassと比べるとアーティキュレーションの数が圧倒的に少ないですが、音的にはJXL Brassのほうがむしろハリウッド笑。
ここのメーカーのブラス音源は本当に神がかってる。このメーカーの他の音源のDemoも聞いてるとブラスが一番輝いてる気がする。いや、他が全然ダメという訳ではなく、むしろ他も凄すぎるけどその中でもブラスが飛び抜けて凄いんですよ。ぜひ聞いてほしいですね。
さて、この音源に収録されている楽器ですが、オーケストラならいつも通りの顔ぶれのトランペット、ホルン、トロンボーン、チューバに加え、チンバッソと全部足したFull Brassで構成されています。
アーティキュレーションはsus、mar、sta、sfor、ripsとか基本的なやつだけ。代わりにマイクポジが異常なまでに多い。1個の楽器に対して16~17個ぐらいある。5個あるHollywood Brassがしょぼく見えてくるレベル。
音の特徴はとにかくきれい。Hollywood Brassでは雑音が入ってたりする(まあそれそれで味なんですけどね)んですがこれは楽器の指の動作の音とか息づかいとかが一緒に聞こえるぐらい。こういう細かい音が入ってるのはうれしいですね。音単音では不自然さが目立ってしまいますが、こんな感じの良い雑音は自然さを演出出来るので曲中の静かな場面では重宝します。
そして、抑揚もHollywood Brassよりも極端に付けられる。モジュレーションコントロールのホイールを目一杯上げると無茶苦茶派手な音が鳴るんですよ。これはシビレますね笑。
アーティキュレーションの数とバグの多さ以外はもはや完璧にHoolywood Brassの上位互換で今後はHollywood Brassと併用して使うことになりそうです。
Comments