耳コピを簡単にしてしまうコツ
- Hiroto
- 2019年9月4日
- 読了時間: 3分
音楽を始めるに当たって、まず最初にやるんだったら耳コピからってよく言われると思います。でも実際、急にそんなこと言われても困りますよね。
自転車の乗り方を知らない子供に親がいきなり「一人で乗ってみなさいと」言っても、子供はすぐにバランスを崩してこけてしまうことでしょう。でも親が自転車に乗るコツを教えたらすぐに自転車を乗りこなすようになりますよね。それと同じように耳コピだってコツさえ押さえれば難しくないのです。
そう、案外簡単にできるようになるかもしれません。だって自分の好きな曲を鼻歌するのも一種の耳コピの形なのだから。
なので、上達の程度に差はあるだろうけど試してみる価値はありそうですね。
ここからは僕自身の経験論的な回答ですので全員に当てはまる回答になっているとは限りません。あとこれは自虐になりますが、僕は楽典とかコード理論、和声とかの勉強はしてません。なので、その手の知識は皆無のため難しい話はしません、ていうか出来ません。ご安心を。
まず、音楽の構成を説明します。
基本的に皆さんがご存じの曲ってメロディーがありますよね。次にベースの音やドラムの音なんかも聞こえるかもしれません。さらには、なんとなく曲のハーモニーも聞こえることでしょう。
そう、これがいろいろな形で組み合わさったものが皆さんがよく知る音楽です。(あくまで一例)
では、一体何から耳コピするべきでしょう。
多分、答えは「人によってさまざま」。
ちなみに僕の回答は「メロディー→ベース→コード→細かいメロディ→パーカッション」です。
まず、メロディーって曲で一番重要っていうことは言わなくても皆さん分かるでしょう。
よく聞こえるし、一番耳コピしやすいですね。
次にベースを選んだのは、ベースの音を打ち込めたら後は何の音が足りないかが分かりやすいからです。
コードについては、曲の流れが分かりやすくなるだけでなく、この後の細かいメロディーの動きを精度よく耳コピできたり、今までの耳コピのミスを見つけたりできます。
その次の細かいメロディーというのは、複雑な動きをするメロディーやアルペジオのことです。基本的にコード上の音で動くので最後の方に耳コピします。
最後にパーカッションなのは一番簡単かつ、音を不鮮明にしてしまうからです。基本的に楽音ではないので音程を耳コピするというよりも音の位置で打ち込みをする感じです。
次に耳コピをするときに使うと便利なものを紹介します。
定番は「はやえもん」でしょう。
スロー再生やベース音の抽出ができたり、音程を変えたりできます。超便利なので絶対使った方がいいでしょう。僕は学校の行き帰りにもできるようにiPhone版でやってます。
また、コードを解析してくれる「chordify」というサイトもおすすめです。Youtubeの動画やSoundCloudのURLを貼ると勝手に曲を解析してくれるのでおおまかなコードの流れが分かります。(解析結果は完璧なコード進行ではなく多少の間違いがあることに注意。)
この二つで事足りると思いますが、最初は慣れないことばかりでしょう。どうしても作業量が多いので挫折しそうになると思います。僕なんか最初、はやえもんとかchordifyとか全く知らずにやっていたので一曲耳コピするのに1か月ぐらいかかってました。(汗
上達しても最低1週間はかかってましたので正直かなりの苦行であることには違いありません。
正しい鍵盤の音はどれか・・・、そうやってひたすら探すんですから、それはもう大変。
なので便利ツールはどんどん活用しましょう。
ちなみに、耳コピをする目的ですが、一番は好きな曲のフレーズとか曲の展開、演出の仕方を盗むという点が大きいです。耳コピをするということは曲作りに慣れるのと同時に曲の構成を知ることでもあるので音楽の勉強にもってこいなのです。
なんせ作曲家達の自慢の作品の中身を探るんだから。
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